[iPod Touch]英和・和英辞典を比較する

非常にアクセス数の多いエントリーですが、情報が古いので更新の必要が・・・・

 

[iPod Touch]英和・和英辞典 | たまには人柱も悪くない

 

このエントリーは2008年の12月に作成されたものですので、丸2年が経過しています。

その間には、iPadも出ていますからね。更新しなくちゃ。

 

 

 

iPhone、iPod Touch、iPadに入れたいものの一つに挙げられるのが、やはり英和辞典ではないでしょうか。今では、非常にたくさんの辞書が出ております。これはね、電子辞書の時代の終焉ですよ。だって、同じくらいの値段で、iPod touch+必要な辞書が買えるのですからね。もはやかなり勝ち目が薄いっていう気がします。

 

これからたくさんの辞書をご紹介しますが、最初に申し上げたいことがあります。
辞書って人によって「よい」の判断が大きく異なると思うのですね。語学勉強の目的や方法が異なるから、むしろ当然のことだとおもうのです。

また、辞書の善し悪しは掲載語数の多さではありません。中学生に大学数学の英単語が無意味なように、また医療用語辞書が一般人には無意味なように、あるいは経理担当者には経理用辞書数千語で結構いけちゃったりするように、辞書は使う場所で必要なものがかわってきます。

ですから。
辞書選びは、人の意見を参考に自分の考えで。

ここに挙げた辞書は、多くがリアルな「本」を電子化したものです。辞書作者の思考方法はかなりの割合で再現されているはずですので、高価なものでもありますし、是非とも書店で辞書を手にして比較してください。Appを購入するのはそのあとでもいいはずです。

辞書はスポーツ用品と同じで、自分のレベルや目的に合わせ、身の丈に合ったものでないとだめですよね。自分に不釣り合いな辞書を手にすると、不便なだけではなく、実務や学習に大きくマイナスになりますから、それこそパートナーを探すような気持ちでいきましょう。

 

 

それでは、ご紹介に先だって、比較表を・・・・。

なお、2010年11月以降に更新がされていない辞書については、除外することとしました。

 

辞書名 実書籍 価格 サイズ 収録語数 音声 iPad版
語語ナビ なし ¥350 18.2MB

15万語

× ×
ウィズダム英和・和英 ¥2,800 200MB 英和9万項目
和英8万8千項目
ジーニアス和英・英和 ¥4,800 248MB 英和9万6千語
和英8万2千語
研究社新英和・和英中辞典 ¥3,600 173MB 英和10万語
和英9万7千語
ロングマン英和(和英逆引) ¥2,400 451MB 見出語10万2千 ×
i英辞郎 WEB ¥1,000 318MB 英和172万語
和英228万語
×
英辞郎 on the WEB WEB 無料 N/A

WEB上

× ×
小学館ポケットプログレッシブ ¥900 21.3MB 英和8万5千語
和英10万語
×
スーパーアンカー英和和英辞典 ¥2,000 75MB 英和6万6千語
和英6万5千語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなに英語を引くわけじゃなし、ちょっと手軽に引きたいだけなのよ、という方にはこれがお勧めですね。収録 15万語と、そこそこですが、素っ気なく意味が書いてあるだけ。でも、お値段が大変に魅力的です。

さすがに、これでは仕事はできませんけど、「これ、なんだっけ」という使い方にはちょうどいい。英語をちょい引きする必要があるけど、オフラインでも使えるのがいい、という方にうってつけです。

 

 

 

 

英和辞典9万項目、和英辞典8万8千項目、さらに発音付きという充実の内容をひっさげて、かなり早い時期に投入された辞書。お世話になった方も多いはず。図版も入っていること、レイアウトも見やすく作り込まれていること、横に倒すとちゃんとワイド画面になることなど、いい感じなんですが、iPadでの画面がいただけない。もう少し、iPadらしくなりませんでしょうか。

お値段がいい感じなだけに、もったいない!!

 

 

 

 

他の辞書と比較すると随分高めに感じられる「ジーニアス」。英和9万6千語、和英8万2千語に、5万語の音声を加えた辞書。実体サイズは600MBを超えるのだそうです。色遣いが鮮やかで見やすいというのが大きなポイントですね。

商品説明にはかなりの自負が垣間見えます。

他の簡易版のように書籍の収録語を減らしていない唯一の完全収録セット辞典です。(「ジーニアス英和辞典第 4 版」、「ジーニアス和英辞典第 2 版」、「ジーニアス用例プラス」、「Genius SoundsV4」(ジーニアス・サウンズ))

 

iPad版の画面は、ちょっと色気がないですが、それでも必要十分なレベルにあると思いますね。

 

 

 

 

 

同じロゴヴィスタ社から出た、「研究社新英和」。こちらは英和10万語に和英18万7千語。発音は1万5千語らしいですね。お値段は少し安め。

ぱっと見た感じは、シンプルな画面に見やすい色遣いというところでしょうか。実用的な感じがします。iPad版については、ジーニアスと同様のインターフェースとなっていますね。

 

 

 

 

 

 

この辞書は、英英辞典といえばこれ、というロングマンのもの。気をつけないといけませんが、この辞書、あくまでも「英和」であって「和英」は逆引きのおまけ機能です。

見出し語成句10万2千語、例文83,000、コロケーション63,000。そして豊富な図版が入っているというのが売り。英語では「wild card検索」もできるのですねぇ。

メモ付きのブックマークができるなどの機能もありますね。

レビューを見ると、音が出ないという話があります。ちょっと様子見してもよいかも。いずれ修正されるでしょうが・・・。

 

 

 

 

 

基本的には見出し語に対して意味を示すだけの簡単なもの。元々の辞書が「ポケット版」を強く意識したコンパクトなものですから、内容を削ったりしたわけではなさそうです。

小学館のサイトの説明によれば

英和ではadware、AED、aquacise、barista、Botox、cosplay、e(-)zine、ecoterrorism、iPhone、LOHAS、NEET、subprime、sudoku、Tivo、ubersexual、wearable、working poor、yoctosecondなど、和英では赤ちゃんポスト、アフィリエイト、イケメン、駅ナカ、格差社会、帰宅困難者、耐震基準偽装マンション、裁判員制度、生体認証、性同一性障害、地デジ、着メロ、チョイ悪オヤジ、なりすまし詐欺、脳トレ、マイブーム、待ちうけ画面、無呼吸症候群、ロハス、ロングテール、ワンセグなどの、他の辞書にはない新しい語が多数収録されており、これ以外にもIT、経済、軍事、ビジネス関連語などを改訂版で数多く追加収録しました。

 

とのことで、新語のサポートが手厚いようですね。

お値段が安いこと、その割に内容はしっかりしていますから、意味が分かっただけじゃダメ、というときにはよいでしょう。

 

 

 

 

 

うーん。個人的にはちょっと悔しさもあるのですが、随分お世話になっております。

まず、On the WEBのほうは、オフラインでは使えません。iPad画面にも未対応ですが、無料です。「英辞郎」のサイトの情報を引っ張り出せるので、オンラインならかなり強い。

 

一方、WEBのデータをオフラインに持ち出せるのが、i英辞郎。勿論有料です。

この辞書の特徴は、どんどんと収録語数が増えていくこと。書籍版の辞書とはそもそも成り立ちがちがいます。様々なジャンルの文章を用例として引っ張ってくるなど、「例文から学ぶ」ということが容易。
しかし、add-onそのものは更新されません。一回買ったら終わりで、新語が増えた場合には、新しいadd-onに盛り込まれてしまいます。新語が欲しかったら、add-onを再度購入する必要があるわけですね。WEB辞書という性質上、i英辞郎は、ものすごいスピードで収録語を増やしていくわけです。置いて行かれる感があるので悔しいですが・・・・。まあ、1000円ですからねぇadd-on。

以前はアプリを買い直す式でしたが、最近、無償Appになって、辞書データをadd-onとして購入するスタイルに変わりました。(add-onなしでは何もできないので注意)

うーん。個人的にはこれが一番、英語での文章を書くのに使いやすいかも・・・。用例が多いのが強い。

 

 

 

 

 

指でなぞるだけで、マーカーが入れられるという、自分用カスタマイズができちゃう辞書です。

開発元が随分と熱気あふれる感じが、紹介文から読み取れますね。いい感じ。

ただ、検索語ランキングを作っているようで、しょっちゅうネットにつながるのだそうです(オフにできます)。

お値段もそこそこに安いし、iPad対応だし、個人的には好きですね。

 

 

 

 

 

いい辞書と出会って、楽しい英語学習ライフを!!

 

 

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