みなさん、Newton MessagePadってご存知でしょうか。
Appleが今から10年以上前にだした、PDAです。これがまたよくできたデバイスでして、(Jobsが嫌った)スタイラスを採用、画面は白黒液晶ではありますけど、手書き文字を自然に認識したり、落書きを図形に置き換えてくれたりとものすごく「アップルらしい」製品でした。
Jobsのアップル復帰と時期を同じくして、葬り去られてしまいましたが・・・・
YouTube – Newton write recognition
上の動画では若干、映り込みのせいで見づらいですが、Messagepadでの動作を確認できます。
実は、私も一台持っておりまして、まだ手元にあります。
すっかり、電池も消耗してて、ろくに動きませんが。
さて、今日のAppは、そんなNewtonをしのばせるようなもの。
これは、画面一杯をつかって、文字を手書きすると、文字に変換してくれるというものです。
では、やってみましょう。
やれることはそう多くありません。ただの手書きパッドだと思えば間違いないのです。
起動すると、メモパッドが現れます。最初はここに、文字がぎっしり埋まっている上に、なにをどうしたらいいやらわからないでしょう。大したことは書いていないので(ヘルプみたいなものです)、ざっくり消してしまいましょう。(消し方は後述)。
で、手書き入力です。右上のアイコンのうち、真ん中の指アイコンを選んで、画面をなぞるだけです。
え〜と、最後の文字があふれちゃいました。でも大丈夫です。
この設定では、「候補を表示する」モードを選んでいるので、単語ごとに候補が表示されます。正しい組み合わせ(あるいは、候補なし)を選択しましょう。絵が文字に置き換えられます。
続きを書きます。
出なかったpresentは、もう一度書き直せばよろしい。
ちゃんと文章になりました。ここまで、サクサクです。そんなにストレスが感じられるほど遅いということはありませんよ。
スペルチェッカーまでついておりまして、単語をタップして選択したら、下のメニューボタンからチェックマークを選ぶと・・・・
スペルチェックされますよ。
難点はやはり、長い単語。画面からあふれたらどうあっても正しく変換されません。
ランドスケープにも対応しておりますから、横にして入力すればよいわけですけどね。
それより長い単語はどうするんでしょうかね。
なお、おもしろいのは各種ジェスチャーによる画面の管理。
こんな感じで、ジェスチャーによる操作が可能になっております。
ですから、最初のじゃまなテキストたちは、
斜め右直線往復(すべてを選択) + 左直線(消去)
をやればよろしいわけです。
実用的かどうかということですが、メールを英語で書くというなら実用的です。
動いている電車のなかで、急いでメールを書きたいときとか。便利だと思いますよ。