ああ、あのファイルがiDisk上にあるんだけど・・・・!
そんな嘆きを抱いたことはないですか?
そんなあなたのために、MobileFiles.もはや音楽端末の域を大きく飛び出して、新しいタイプの手帳となっているiPod Touchがますます便利になりますよ。
MobileFilesは、iDiskに接続してファイルをダウンロードし、それを閲覧するためのソフトウェアです。
Files Lite や Briefcaseをご紹介しましたが、それとは異なるアプローチでデータを閲覧するものと言えるでしょう。
- Files Lite = iPhone/iPod Touchをサーバにしてファイルを受け取る
- Briefcase = パソコンのサービスにログインしてファイルをダウンロードする
- MobileFiles = AppleのMobileMeサービスのiDiskに接続してファイルをダウンロードする
ということになります。ファイルの閲覧機能については大なり小なり同じようなものです。
それでは実際のところを見てみましょう。
最初に起動をすると、MobileMeサービスのアカウントとパスワードを訊かれますので、それを登録してしまいます。そうすると、無線LAN経由でMobileMeサービスにログオンし、iDiskの中身すべてにアクセスできるようになります。
対象ファイルをタップすると、ダウンロードしてきて表示します。
ローカルにあるファイルを開くわけではないので、ちょっと時間がかかるのが難点かもしれません。
同じフォルダの内容を、Files Liteで表示してみましょう。
同様に、Briefcase Lite
Briefcaseの画面はダウンロードするファイルを選択する箇所なのでちょっと不公平ですね。
比較すべきはこっちかな。
これはローカルにダウンロードしたあとね。
と、いうわけで、簡単に優劣を述べておきます。
【Files Lite】
- ファイルコピーのしやすさは抜群。なにしろフォルダを丸ごと引きずっていってドロップすればよい。
- IPアドレスで呼び出す場合、毎回アドレス確認が必要なのは不便かも
- 対応ファイルの多さは魅力
【Briefcase Lite】
- ダウンロード済みファイルのサムネイルができるのは秀逸
- PC操作なしでできるので、そういうのが好きな人にはよい
- マシンのフォルダへアクセスする関係で深い階層に探しに行くのは面倒
- ファイルダウンロードはLiteの場合、一つずつになる
- 写真を開くと「フォトアルバムに追加」などの機能がある
【MobileFiles】
- iDiskにアクセスできるので、常に最新のファイルにアクセスできる
- ローカルへのダウンロードも一括でできるモードがある
- 見られるファイル形式が少ない。iWorkファイルに対応していないのはこれだけ(iWorkファイルはパッケージが分解されてフォルダになってしまう)
- 小さな写真を開くと笑っちゃうようなへんな表示をする(左上に小さく出る)
MobileFilesは、もう少し磨き上げてもらわないといけませんが、iDiskへのアクセスは評価できますね。
もしもの時のために、保険で入れておく、というのがいいと思います。
これらのファイル閲覧ソフトは、あまりたくさん入れるのは好ましくありません。
分散してしまうと、どこに何を入れたか分からなくなるし、ファイルのアップデートも難しくなるからです。いろいろと触って、自分の好みのものを絞り込み、他のものは保険にとどめておくのがよいかもね。
コメント
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