なにやら、文化庁は、DVDのリッピングをも私的複製の埒外に置こうとしているようですね。
asahi.com(朝日新聞社):DVDコピー、家庭内も禁止へ 暗号で保護のソフト対象 – 社会
映像ソフトを保護する技術は複数あるが、文化庁によると、現在は、情報を「暗号化」するタイプが主流という。この技術を破るプログラムがネット上などで公開され、指南本も市販されており、一部の人はパソコンで映像ソフトを複製している。
現在の著作権法は、こうしたプログラムを製造・配布したり、このプログラムを使って家庭内で複製したりすることを規制していない。複製された映像がファイル交換ソフトなどでネット上に出回り、映画業界が問題視してきた。
1999年の同法改正では、「信号」を付与してコピーを禁止する技術を破る行為を、規制の対象にした。当時、「暗号化」技術については、複製そのものを防ぐものではないとみなして、規制しなかった。
あのさ、複製することと、P2Pでの流出とは別問題なんだけどね。私的利用のために複製することすらフェアじゃないということなら、そういう説明をして欲しいのですが。P2Pに流す方々は、DVD複製を禁じたところで複製するでしょ。
まぁ、いいや。
現時点でも、DVD複製というのは結構ハードルが高いですよね。その結果、DVDを買ってもDVDプレーヤーでしか見ることができない。でも、今の時代、携帯電話にすら動画閲覧機能があるわけで、買った映画をどこにでも持ち運べるようにすることは、実は、映画購入動機を高めることになる、と、私は思ってるのです。
例えば、私、最近DVDを買いました。
これね、インポート版なのでとても安いのです(ただし、日本語字幕がない)。
でも、私は既に
これを持ってるんですね。あと、
これも買いました。ああ、これはね、どうも肌に合わずに即、売りましたが。名演奏と名高いらしいのですが、嫌いなモノは嫌いなのです。
サヴァリッシュのほうは既にリッピング済で、これがとても好きな内容なので(素直に娯楽として楽しめるのが好き)、普通ならわざわざもう一つ買うことはないんです。ええ、私は普段は音楽を一切聴かないのでね。ビートルズすらちゃんと聴いたことがないダメな人なので。
でも、買った。
それは、iPadやぽたち、そして将来買うはずのAppleデバイスたちで閲覧できると思ったからです。会社の休み時間に、電車での移動中に。長距離バスの中で寝そびれたときに。魔笛があるとよいなあ、と。そして、聞きくらべたりとかできると楽しかろうなぁ、と。iPadなら、ディスクの入れ替えとかしなくても、簡単に聞き比べられるし!
そう考えると、DVDにはないアドバンテージがiTunes映画にはあって、なおかつ、購入動機を高める効果があるんだと実感できませんか。
レンタル版はちょっと高いですが、購入版は結構いいと思うのですよ、iTunesの映画。
こんな感じで、HD画質のモノが2,000円で買えてしまうわけです。
とてもお気に入りの映画なら、一つ買ってしまえば、「家でiTunesで」「iPadで」「iPod touchで」「同じApple IDを使っている家庭内のMacやApple TVで」見ることがでます。
そして、iPadやiPodの容量が十分に大きければ、大量に持ち歩けます!
これはDVDには真似ができないですよね。
なによりも、デバイスを買い換えたとしても、大丈夫ってところが大きな安心じゃないですか。
DVDが今後何年間がんばれるか分かりませんが、DVDメディアの寿命など、どう考えてもあと10〜15年程度な気がします。そんなのを大量ストックというのは、いくら好きな映画でも躊躇してしまいますよね。
さてと、手持ちのDVDを違法化前に全部リッピングしておかないと!!!
コメント
9jones9
ついにおいらも『魔笛』手元に届きました\(^o^)/
って、それだけですが(汗)
あ、でもDVDの件は痛すぎです、、
DVDを大画面で見たいし、ぽたちに入れて寝ながらとか気軽に見れなくなるし、両方買えるだけ裕福じゃないし、もしApple製品脱却したらiTunesで購入したら見れなくなるし、、 (>_<)
管理人:人柱太郎
おお! 買われたのですね!
私はさっさとリッピング完了してしまいました。
ほんと、キツイですよねぇ。私的複製が許されないってどうなんでしょうかね・・・・。
ちなみに、米国ではすでに違法らしいので、だからこそiTunesは意味があるのかもしれませんね。
この際、一生Appleでいきましょうよ!(wwww