iPhoneは「苦戦」なのでしょうか

『iPhone』がアジア市場で苦戦する理由:中国には「闇市場」も | WIRED VISION

 

という、記事がありました。
私には、「苦戦」とか 「失速」とかのこの手の記事にはとても違和感があるのですね。
これを見てください。

 

携帯販売ランキング(9月8日~9月14日):敬老の日小商戦、“らくらく”系が躍進──次はいよいよ秋冬商戦へ 

 

iPhoneは発売以来ずっとSoftBank端末の1位の座を継続しているのです。
端末としての「失敗」を言うのであれば、SoftBankの中でもランクが徐々に落ちていく様子を示さなければなりません。
そもそも、SoftBank端末そのものが、総合ランキングに登場することが稀である現状で、iPhoneは十分に健闘していると思うのですけれどね・・・・。 

 

 

じわじわランクを下げながらもこれほど長い間、総合ランキングにとどまったSoftBank端末は他にあるのでしょうか。市場シェアの半分がDoCoMoであるという現状を考えると、立派なものだと思うのですね。
 

 

人間って、不思議なもので、自分の選んだものを正当化したくなるんですね。私もそうですけど。
影響力の武器という本には、そのあたりの心理が非常にわかりやすく書かれています。ビジネスマン必携の書ですな、これは。

 

 
 

 

 

話がそれましたが、iPhoneの敵は「複雑すぎる日本の携帯電話」ではなく、「携帯とはこうしたもの」と定義が固まってしまっている日本市場ではないかと思うのです。

 
Nokiaの端末も、ワンセグも見られず、フェリカも使えませんが、それ以上に叩かれるのが「使いにくい」というポイントですね。でも、X02NKユーザの皆さんは、「何言ってやんだい!日本の携帯の方が自由はないし、使いにくいじゃねーか」と、きっと思われるはずです。
日本の携帯電話だと、メーカーが異なってもボタンやメニュー階層が似通っているので、すぐに切り替えができるのでしょうが、青い目の国のNokia端末はその「常識」が通用しない。それを指して「使いにくい」というのは、いささか心が狭いなぁと思ってしまいます。
 

 

「日本で売るなら日本向けに作らなくちゃ」という意見も必ず見られるところですけれど、それって「ワンセグをつけて、フェリカ対応にする」ってことなのでしょうか。そしたら、売れるのかなぁ?
そしたら、DoCoMoユーザがこぞってSoftBankに乗り換えるのでしょうか。
ありえない・・・・ような気がします。

 

DoCoMoのユーザさんにとっては、「圧倒的シェアのキャリアに属していること」と「使い慣れたi-mode」がとても大事なのではないでしょうかね。そこを解決できなかったら、ワンセグとフェリカだけで今の現状が大きく変わるとは思えません。

 

iPhoneは、携帯「電話」ではなく、携帯コミュニケーターだと思います。スマート「フォン」ではなく、スマート「Mac」。時間をかけて、じっくりと新しい文化が広がっていくと思いますよ。

 

懐疑的な皆さんも、是非、一度はAppleストアで実機をいじってみてもらいたいものです。
あの、蠱惑的な、癖になる操作感を味わったら、「ああ、欲しくなるのは分かる。理解できる。」と 思ってもらえるんじゃないかな。

 

 

私は、iPhoneはいらないので、iPod Touchで。

 

携帯キャリアは儲けすぎです。そこにお金をつぎ込む気はしないので、iPhoneは見合わせてます。私のX02NK。先月の請求額が817円、今月が61円でした。とにかく、通信費が発生しないよう工夫!なのです!
でも、人にはしきりに勧めてますよ!(笑) 

コメント

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    とうとう発売になったiphone(アイフォン)。値段や価格についても結構話題になっていますが、何よりもやはり機能が気になるところではないでしょうか。どんなに高くても、その機能、…

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