しばらく前のことです。日経の コラムで大学の先生が、価格コムの協力の下、クリック動向と最安値との関連性を確認されていました。その結果、古典は経済学においては一物一価が成立するはずなのに、価格コムではどうやら一物一価が成立していないらしいと書いておられます。「ひいきの店」があって、そこに重みがあるらしい、と。
はー。経済学の偉い先生でも、分かってないですねぇ。一物一価など簡単には成立しませんよ。たとえば、既に楽天のアカウントを持っている人なら、多少の違いなら楽天を選ぶでしょう。それはユーザー登録をするという手間や、ユーザ登録にかかるリスクは十分にコストになるからでしょ。つまり、楽天ユーザーにとっては新規の「もう二度と使わないかもしれない店」はコストなんです。
それとね、価格コムに来る人の目的を見誤ってますね。
価格コムに、最安値で買うために来ている人も多いでしょうが、結構な割合の人が、先生の言う「なじみの店」で買う前に、それが妥当な値段かどうかのチェックに来ているわけですよ。その意味では一物一価に近づいていると言えなくもないですが、そういう人は、よほどのことがない限りは、リストだけを見て帰ってしまうでしょ。
さて、前置きが長くなりました。
価格ポン!です。
価格ポン!は、価格コムのリストを検索することができるAppですよ。お買い物の前に、サクッと検索しておきましょう。
PCで価格コムにアクセスするのと違って、余計な情報を一切排除、欲しいものだけが表示されるというあたりが大きなメリットです。
買い物候補が出てきたら、迷わず検索!!
カバーフローライクな画像と、商品名テキスト。どっちをタップしても、対象を選択できますよ。
選択すると、価格比較か、レビューか、口コミか。好きな情報にアクセスできます。
価格リスト。
私は、この価格リストをキャプチャして、Evernoteに貼り込んで、お店に持ち込んでます。意外にね、価格って忘れちゃうんだよね。特に、プリンタのインク!!
先日も、店頭でビックリするような価格に引き下がりました。いやー、いくらオープンプライスとは言え、アマゾンの「参考価格」よりも高いって、どうかと思うぞ・・・・。
そんなわけで、iPhoneの方なら、もっと便利に使えるでしょうね。
お店の人には、もう、どきどきですね・・・・。