Nokia to Pull out of Japanese Handset Market

世界最大の携帯電話会社が世界最大のマーケットの一つから撤退する。

ノキア・ジャパン – プレスリリース 

　「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開のための投資を続けていくことは出来ない、との判断を下しました。今後、日本ではグローバルR&D活動と、Vertu、ソーシング活動の更なる発展に焦点を当てることになります。」

くぅぅ。

こんな記事にも「ガラパゴス」とか書かれているし！

日本の携帯電話市場・・・・・　

くぅぅぅ。

　Macと素直にシンクできる数少ない携帯電話なのですが、これからどうするのでしょう、ソフトバンク。発売日の前日にこんなことされちゃって・・・・。

　ソフトバンク、「931SH」「N82」を28日発売

　多くの携帯ユーザさんは、「俺、関係ね」と思われるかもしれませんが、これは深刻な問題なのです。

　日本の携帯端末市場のいびつさは、しばしば取り上げられますよね。そして、事実、日本の卓越した技術を背景にしているはずなのに、日本の端末メーカーは世界に飛び出せない。キャリア丸抱えの温室育ちのせいなのでしょうか。

　Nokiaが日本を見捨てたとなれば、ますます日本の市場は特異になる可能性があるということです。

　その結果は、日本のメーカーの競争力が落ちるということで、それが将来的にどのようなデメリットに(メリットになるとはまず考えられない）つながってくるかわかりません。なにより、それが恐ろしい。

　Appleが世界の携帯市場に殴り込みをかけられたという事実からも、世界の携帯市場には「余地」があるのです。その中に日本のメーカーは切り込めていない。これはゆゆしき問題ではないですか。

　Appleと日立、どちらが大きいの。NECとAppleを比較したらどうですか。（あ、売上高ベースではせいぜい数倍止まりですね。従業員ベースでは５〜１０倍ちがうけど）その大手が、世界の携帯市場で名誉ある地位を得られない。これは悲しいことです。

　がんばってよ・・・・ガラパゴスから抜け出そうよ！