「青空文庫を読む」を試してみた

 

青空文庫と言えば、言わずと知れた著作権切れの小説などを集めるサイトです。

このように、著作権法を慎重に検討しながら進めている方々がおられると、非常に安心。著作権法というのは結局のところ人間が作る法律ですし、いかに社会的にフェアな姿を目指すか、というものだと思うので、安易に「法律上OK」って言いながらやってると、次の法改正でひっくり返されかねないんじゃないかと。ええ、自炊代行業のことを言っています。

 

 

このAppは、iPhone用もiPad用もあります。

縦書きをサポートしており、美しい文字組で小説を読むことができる、というもの。しかも無料です。

 

 

 

ルビはもちろん、外字もちゃんと入っているあたりは、力作!

たとえば、「蜘蛛の糸」には、カンダタというのが出てきます。

犍陀多と書くのだそうです。

で、最初の文字は出ませんから、ちゃんと外字になってますよ、と。

 

このAppは、iBooksなどに見られるように「ペーめくり」という概念がありません。スワイプしていくと、横スクロールする、という仕様で、少しずつ読み進めて行くことができます。

 

 

このAppを起動すると、多くの人が戸惑うでしょう。本の選び方がわからないからです。

夏目漱石の本を読みたいからといって、夏目漱石の升目をタップしますと、こんなことになるわけです。

 

正解は、余白部分をスワイプし、列を左右に移動させます。そして噴き出しのところに、目的のものを移動させる、というのが正しい操作。

 

下の枠に移動させる、という操作は、あとで「お気に入り」などを作成するのに使います。

一旦、枠外に移動させた後、お気に入りを表示させ(お気に入りをタップしてはいけませんよ)、そこに放り込むわけです。

 

 

 

 

少々、癖はありますが、青空文庫が気持ちよく読めるのは確かですので、お試しください。

コメント

    SUL

    (2012-03-04 - 19:53)

    早速ダウンロードしてみました。
    最初、あれ?と思うようなクセのあるソフトですが結構快適ですね。
    情報どうもありがとうございます! 

      管理人:人柱太郎

      (2012-03-05 - 00:12)

      SULさん

      コメントありがとうございます。
      そうなのです。快適なんですよね、このApp。色合いもいいし。
      なかなかヒットでした。

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